【徹底選抜】IELTS対策|スコアアップのためのおすすめ参考書
IELTSで目標の点数を獲得したい、とは言っても、目標達成までの道のりは長く、正直言って大変です。
その上、効率の悪い勉強方法で進めていくと、帰って時間の無駄になることは言うまでもありません。
では、「効率の良い」勉強方法を実現するうえで、大切なことは何でしょう?
それは「自分にあった参考書探し」だと考えます。
様々なバックグラウンドや評判を持った作者や出版社が書いた教材の中から自分だけの一冊を見つけるのは、至難の技と言っても過言ではありません。
数あるIELTS教材の比較や紹介ページを閲覧して見て、著者が感じたことは「一度に紹介する教材の数が多すぎて結局どれが良いか分からない」ということでした。
そこで今回は、多数の参考書から選び抜いた教材を紹介するとともに、
・とりあえずIELTS対策を始めたい、初めて受験する方
・ある程度回数をこなしたけれど、まだ伸び悩んでいる方
大きく分けて2つのタイプを対象としておすすめしていきたいと思います。
(本記事はAcademic Module を対象としています。)
- 目次 -
IELTSおすすめ問題集教材
IELTS問題集①:IELTSブリティッシュ・カウンシル公認・本番形式問題3回分(旺文社)
はじめに、試験を一度も受けたことがなく、何から手をつければ良いのかわからない!といった方にオススメするのが、旺文社が出版しているIELTSブリティッシュ・カウンシル公認・本番形式問題3回分です。
(※ブリティッシュ・カウンシルとは、英国の公的な国際文化交流機関です。)
旺文社は、IELTSの他、TOEFLや英検など、多様なる英語試験に対応した教材を多数展開しており、そのどれもが高い評価を得ています。
まさに、英語学習界のレジェンド出版社と言えるでしょう。
この問題集も、そんな旺文社からの一冊です。
内容としては本番形式の予想問題が3回分収録されており、ライティング・スピーキングの模範回答はもちろん、旺文社が教える「IELTS攻略法」が各問題前に書かれています。
例えば、リスニングであれば、問題の先読みやメモ取りの具体的な実践方法など、豊富な数のIELTS攻略方法が記載されています。
そのため、どのように取り組めば良いか分からない方や初心者に優しい内容となっています。
それだけでなく、とにかく本番慣れしたい!と言った方にもおすすめできる、まさにIELTSを攻略するためには必要不可欠な問題集となっています。
本品には、切り離して使える「WSサポートブック」が付属しており、ライティングやスピーキングのスコアアップに繋がる重要表現などを知ることができますので、4技能全てに特化した対策本となっています。
本番形式の問題も3回分解けることもあり、旺文社からは、
「ただ解くのではなく、1回目は問題を知る、2回目は実力の伸びを測る、3回目は総仕上げなど、目的を変えて解いてみることをおすすめします。」― (旺文社から引用)
と言われています。
また、基礎の見直しや新しい解き方を知るためにも十分満足できる内容になっています。
そのため、ある程度コツを掴んだけれど、点数に伸びに悩んでいる。
そんな方にもおすすめできる一冊になっています。
続いて紹介するのは、IETLS公式問題集です。
IELTS問題集(公式問題集)②:IELTS 15 Academic Student’s Book with Answers with Audio with Resource Bank(ケンブリッジ出版)
※リスニングの音声が付属しているバージョンと付属していないバージョンがありますので、購入する際は詳細に注意してください。
(基本的に表紙にWith Audioと書かれていればアクセスコードが記されていると思って良いでしょう。)
こちらはケンブリッジ出版のから発売されている公式問題集です。
現在は1〜15までのシリーズを展開しています。
一冊につき、4回分の本番形式の問題を収録しています。
過去に出題された問題を集めた問題集になるので、本番さながらの練習が行えます。
デメリットとしては、英語でも日本語でも解説が付いていない事と、値段がやや高めである事です。
IELTSを知る、理解するといった点では素晴らしいですが、英語にまだ慣れていない方などは解説なしで進めていってしまうと、分からないまま放置してしまい、得られるものも得られません。
そのため、IELTSの試験を何回か受けたことがある、ある程度のスコアを獲得して、もう少し伸ばしていきたい方におすすめする一冊です。
値段も、海外製ということもあり、先ほど紹介した旺文社の問題集と比べて2倍ほど高いです。
しかし、英語検定に置いて最高機関ともいわれるケンブリッジが出版していますので、問題のチョイスやシリーズ量では、他の洋書より格段に内容が濃く、信頼できるものです。
また、ライティングの例文が記載されており、それで得たバンドスコアも同時に書かれているので、どのような表現でどのくらいの点数を獲得できるか知ることができるのは、とても有益だと言えるでしょう。
解説がないことを除けば、初めてのIELTSの公式試験を控えている方にも、問題形式や流れを知るためには、持っていて損はありません。
多数のシリーズを展開していますので、とにかく問題数をこなしたい方は、最新版から旧版にかけて解き進めていくと効果的です。
ここまで、2種類の問題集を見てきましたが、続いて紹介するのはIELTS対策用教材です。
おすすめのIELTS対策用教材・参考書
IELTS対策用教材・参考書①:スコアに直結IELTS徹底対策(ケビン・ダン)
こちらのスコアに直結IELTS徹底対策は、IELTSの元スピーキング試験官である、ケビン・ダンという方が書かれた対策本になります。
各4技能の問題の解き方テクニックなどが詳しく書かれており、2回分の模擬試験を練習することが可能です。
ケビンさんの長年の試験官の経験から生み出されたアドバイスがとても的確だと、レビューを見ていても評価が高いです。
また、15年以上の日本での英語指導から培った、彼が考える日本人学習者の弱点を意識した、丁寧な説明も評価が高い理由の一つです。
特に、日本人が苦手とするスピーキングとライティングセクションでは、非常に的をえたアドバイスで、実践すれば誰でもスコアアップを狙えると有名です。
試験官から見た、点数アップワードや逆にNGワードや表現方法などなど、2千円代で目標のスコア獲得への近道を得ることができます。
回数をこなして、流れに慣れるというよりは、どのように問題と向き合っていくかなどを指導してくれる指導書に近いものであると言えます。
また、ケビンさん自身もCafetalkというオンラインでの指導も行なっていますので、合わせて学習すると尚良いでしょう。
IELTS対策用教材・参考書②:Barrons
こちらの教材は、公式問題集より少し難易度をさげた形となります。
IELTS対策本としては、めずらしく全6回の模擬テストの掲載があります。
そして、他のIELTS教材と比較すると、問題自体のページは多いのにも関わらず価格はお手頃です。
価格は安いからといって、内容が悪いわけではありません。
しっかりと対策、問題を把握したうえで試験に臨みたい方にはお勧めの教材です。
IELTSおすすめ単語本教材・参考書
続いては英単語本です。
世の中には様々な視点から作られた単語帳がありますが、今回も学習レベルに合わせたおすすめの英単語集を紹介していきます。
IELTS単語教材・参考書①:実践IELTS英単語3500(旺文社)
旺文社が出版している日本初のIELTSだけの単語集、実践IELTS英単語3500です。
IELTS初心者から、7.5以上のスコアを目指す方まで使える単語本となっています。
こちらの単語本にのっている全ての単語は、イギリス英語のスペリングです。
また、発音もイギリス英語です。
特徴は、全3500語のっていますが下記のように分かれています。
■基本語 1000
■重要語 2500
なぜ、上記のように分かれているかというと、目標スコア別にIELTS単語が
勉強できるようになっているからです。
基本語1000は、バンドスコア5.0以上を取得するのに必須の基本言語となっています。
また、重要語2500はバンドスコア7.5以上のレベルまでカバーできる構成となっています。
【目標バンドスコア別重要語】
■重要語レベル1(目標バンドスコア 5.5)
■重要語レベル2(目標バンドスコア 6.0)
■重要語レベル3(目標バンドスコア 6.5)
■重要語レベル4(目標バンドスコア 7.0)
■重要語レベル5(目標バンドスコア 7.5)
こちらには、単語の意味や発音記号、例文、類義語、反意語、そしてアメリカ英語スペリングまでスペリングまで記載されています。
特に重要なのは、知っている単語を多くするのに役立つ類義語です。
類義語は、知っている単語を増やすことに役立ちます。
知っている単語が多ければ多いほど、例えばリーディングセクションなどで、文章を早く正確に読むことにもつながります。
IELTS単語教材・参考書②:IETLS 必須英単語 4400(ベレ出版)
次に紹介するのは、レベルの高い参考書を数々展開しているベレ出版からのIETLS 必須英単語4400です。
こちらは、単語だけでなく実践的に使える熟語集にもなっています。
項目としては、グループAからDに分けられており、それぞれ基礎〜Overall 7.5以上のスコアを目指すようになっています。
各欄には、その単語を使った短いフレーズが記載されていますので、単語だけで覚えるよりは頭に残りやすいかと思います。
また、中には覚える際の注意事項や、作者からのワンポイントアドバイス、類義語なども同時に記載されているので、効果的に暗記することが可能です。
先程紹介した英単語集よりは、全体的に単語自体のレベルが上がっていますので、中級から上級者へおすすめします。
これまで紹介した英単語帳は、IETLSに限らず日本で一般的に出回っている、単語がずらりと並べられたものです。
筆者は、単語だけに集中的に時間を費やすことが嫌いでした。
つまり、一石二鳥に学習できる方法はないのかとよく探しました。
そこで見つけたのが、次に紹介したいのが、文脈で覚えるIELTS英単語です。
IELTS単語教材③:文脈で覚えるIELTS英単語
こちらは文章で覚えていくタイプになりますので、単語だけでなくリーディング力アップにも特化しています。
それ以外にも、各英文の音声をダウンロードすることができます。
リスニングはもちろん、音声に合わせてシャドーイングをすればスピーキングの練習にもなる、まさに一石二鳥の練習方法が実現します。
単語がただ並べられているものだと、機械的に覚えることが可能ですので、いざ実践に移って見ると瞬時に意味が出てこない場合があります。
その反面、文章で覚えると英単語の意味だけでなく、その単語の使い方や、イディオム、目的以外の単語にも目を通すことができます。
また、他の英単語集と比べて、値段がお手頃な割に収録している単語数が多いので、費用を抑えたいけどたくさん覚えたいという方におすすめです。
単語のレベルとしては、ベレ出版よりも旺文社の英単語集の内容に近いでしょう。
【IELTS対策】各セクション別のおすすめ教材・参考書
IELTS文法編教材・参考書:English Grammar in Use(Raymond Murphy)
文法が苦手という方は、世界で一番有名といっても過言ではないEnglish Grammar in Useがおすすめです。
日本では、あまり有名ではないかもしれませんが、実は世界では約3200万部を超えるベストセラーとなっている教材です。
特長は、All Englishの教材でネイティブ目線・感覚でつくられているため的確なニュアンスや似たような表現の違いなどを学ぶことができます。
また、説明も丁寧でわかりやすいです。
嬉しいのが英語レベル別にわかれていること、そしてアメリカ英語バージョンとイギリス英語バージョンにわかれていることです。
IELTSの試験を受験される方は、イギリス英語バージョンを選んだほうが良いと思います。
IELTSリーディング編教材・参考書:Reading for Ielts(Collins)
IELTS対策において、多くの受験者に使われている教材です。
この本は、ユニットごとにわかれています。
そして、ユニットごとに、トピックがわかれていています。
その為、トピック別に効果的なリーディング対策ができます。
ただし、解答の形式が公式テストと同じというわけではないのでそこは注意してください。
ただ、リーディング力をつけるという意味では、良い教材だと思います。
IELTSリスニング編教材・参考書:Listening for Ielts(Collins)
リスニングにおいても、ユニットごとに分かれています。
そして、それぞれのユニットごとに、トピックが割り振られています。
リスニングの問題形式に合わせて、練習問題を解いていきます。
IELTSスピーキング編教材・参考書:Speaking for Ielts(Collins)
IELTS対策において、多くの受験者に使われている教材です。
この本は、Unit1~12まで分かれています。
Unitごとにトピックが決められているので、スコア取得を目指す上で必要な単語や表現を学びながら対策をすることが出来ます。
また、ネイティブスピーカーが表現するような、参考となる例文も多数のっています。
その例文を覚えることにより、効果的なスピーキング対策ができます。
IELTSライティング編教材・参考書:Improve Your IELTS Writing Skills(Collins)
Improve Your IELTS Writing Skillsは、アカデミックライティングを学べる有名な教材です。
こちらの教材は、どちらかというと今までアカデミックライティングをしたことがない初心者向けです。
もし、ライティングセクションで4.5~6.0を目指しているかたは、もう一つレベルの高い下記教材がおすすめです。
教材名:Improve Your Skills Writing for IELTS 4.5-6.0
まとめ
いかがでしたか?なんとなく、自分の今のレベルと照らし合わせたときに、どの教材が良いかイメージがついていれば嬉しいです。
できるだけ、費用を抑えたいという方は、フリマアプリなどで安く売られているものもありますので、そちらにも一旦目を通して見ると良いかもしれません。
ここで紹介した教材以外にも、様々な種類の問題集や単語集がありますので、必ずしもこれがベストだとは言い切れません。
同じ問題集でも、勉強の方法は人それぞれですし、イマイチ書いていることが掴みにくい、なんてこともあります。
そのため、実際に書店に足を運んで、中身を見て見ることが一番の「自分にあった参考書探し」への近道だと思います。
実際に手に取り、いくつか書いてあるポイントやテクニックを読んで見て、IELTS以外でも、今まで自分が行ってきた勉強法を思い返してみてください。
例えば、暗記は得意か?練習をこなす方か?などなど、実践できそうな内容からまずは始めてみましょう。
最初は何をするにも大変ですが、慣れてくると自分なりの新しい勉強法が自然と生まれてくるはずです。
そうなれば、自信がつきIELTSの勉強が楽しいと感じるかと思います。是非、参考にしてみてください。
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